ポイント還元率が高いクレジットカードは意識して利用していると思ったよりもポイントが貯まり、買い物などの場面で使用できます。
しかし、どのクレジットカードを使えばいいかについて困っている方も多く、それぞれのクレジットカードの種類やメリットなどについて把握するのは大切です。
加えて多くのクレジットカードを所有していると思わない問題が起こる可能性も考えられ、ある程度はどれを所有するかについて判断しなければいけません。
他にもクレジットカードによって最初に設定されている支払い方法が違うため、安全に使用するためにも支払い方法や支払金額については理解が大切です。
本記事ではポイント還元率が高いクレジットカードの種類やメリットについて解説するので、クレジットカードを作ろうと考えている方は参考にしてみてください。
クレジットカードのポイント還元率とは?
クレジットカードのポイント還元率とは利用金額に対してどれくらいのポイントがもらえるかであり、割合によってもらえるポイントが大きく変わります。
例えばポイント還元率が1%で100円使用した場合は100円×1%=1ポイントが還元され、1ポイントが1円として扱われる場合は使用できる金額も増えるでしょう。
注意点としてはクレジットカードによっては1ポイントが1円として扱われないケースもあり、ポイント還元率は高めに設定されていても実際に使用できる金額で考えると低くなります。
還元率はどれくらいのポイントがもらえるかにおいて重要ですが、それに伴ってポイントの使用方法についても先に確認しておきましょう。
一般的なクレジットカードのポイント還元率が0.5%前後とされており、ポイント還元率が1%を超えていると高還元率のカードといえます。
また、特定の使い方をした場合のみポイント還元率が高くなるものも挙げられ、人によっては使用目的に合わせて使用するクレジットカードを変えているケースも少なくありません。
ポイント還元率が高いものの中には有料のクレジットカードも存在しているので、年間手数料を支払っても自分にとってメリットがあるかも判断します。
中にはポイント還元率だけを確認して有料のクレジットカードを契約し、最終的にもらえたポイントよりも年間手数料が多いかもしれません。
ポイント還元率が高いクレジットカードのメリット
ポイント還元率が高いクレジットカードを優先的に使用するメリットはさまざまであり、実際に使用する商品やサービスによってはかなり還元率が高くなります。
中長期的に使用すると考えると具体的なメリットについて把握するのは大切といえ、お得にポイントを貯められる以外にも数多くのメリットがある点も重要です。
複数のクレジットカードを所有して状況ごとに使い分けも必要ですが、とにかく申し込みをするのではなく本当に必要なものだけを選ぶようにしましょう。
共通しているメリットとしては、以下の4点が挙げられます。
- 多くのポイントが貯められる
- 充実した特典が付いてくる
- 提携カードは割引などが適用される
- カードを持っていることがステータスになる
一般的にはクレジットカードは高い買い物をする際に使用するものと考えられていますが、実際には充実した特典や割引などを目的として取得することも少なくありません。
上手にクレジットカードを活用している方なら普通に使用している方よりもメリットが多く、普段から意識的に使用しているか使用していないかが影響します。
それぞれのメリットについても解説するため、クレジットカードを探す際には参考にしてみてください。
メリット1.多くのポイントが貯められる
ポイント還元率が高いということはそれだけ多くのポイントが貯められ、還元率が数%違うと年間で貯められるポイントにも大きな差が生まれます。
例えば1年間で100万円をクレジットカードで支払ったとして、ポイント還元率が1%の場合と5%の場合で最終的にもらえる金額について見ていきましょう。
100万円でポイント還元率が1% 100万円×1%=10000円
100万円でポイント還元率が5% 100万円×5%=50000円
一年間を通して考えると4万円の違いが生まれ、同じだけ使用していてもらえるポイントが違う点は重要です。
場合によってはポイント還元率が10%を超えているものもあるため、少しでも多くのポイントを貯めるためにはどうすればいいか考えましょう。
ポイント還元率が高くても特定の店舗でしか使用できないものもあれば、全国数百店舗でポイントが使用できるものもあります。
メリット2.充実した特典が付いてくる
クレジットカードは代金支払いの際に使用することが一般的な使用方法として挙げられ、多くの人が支払いをするためにクレジットカードを使用するでしょう。
しかし、利用するクレジットカードによっては充実した特典が付いてくるため、申し込み時には特典を目的としている方も中にはいます。
特典内容についてはそれぞれで異なっていますが、例としてはメンバーシッププログラムに参加できたり、貯めたポイントで年会費と相殺できたりとさまざまです。
他にも海外旅行に行く際に保険を掛ける必要がなくなるクレジットカードもあるため、将来的にどのような使用をするかについて考えて選択しましょう。
注意点としては本当に自分が利用する可能性もある特典を見つけて、強引に特典を利用しようとして無駄な買い物などは避ける点です。
あくまでもクレジットカードとして使用しながら特典の恩恵も受ける意識を持ち、特典を無理やり利用する必要はありません。
メリット3.提携カードは割引などが適用される
店舗や百貨店などで発行されるクレジットカードは提携カードと呼ばれ、クレジットカード会社などと提携しながら対象店で使用するとポイント還元率が高くなります。
他にも提携カードを使用すると購入代金から割引などが適用され、他のクレジットカードで購入するよりも遥かにお得になる可能性も高いです。
割引条件は提携カードで商品購入をするのを前提条件として、それぞれの店舗や百貨店で条件が定められています。
決められている条件の例として特定の日時に割引がされたり、毎月決められている対象商品を購入する場合に割引されたりと条件は幅広いです。
ポイント還元率が高いだけでなく割引も適用されると実質的にかなりの割引になるため、普段から利用している店舗や百貨店で発行されている提携カードは視野に入れておきましょう。
メリット4.カードを持っていることがステータスになる
ポイント還元率が高いクレジットカードはグレードが高いものも多く、カードを持っていることがステータスになるケースもあります。
グレードが高いカードとしてはゴールドカードやブラックカード・プラチナカードなどが挙げられ、ゴールドカードは一般的な人でも申し込めますが、ブラックカード・プラチナカードはクレジットカード会社から招待されるのが多いです。
一般的なクレジットカードとは違って年会費が発生しますが、受けられる特典や恩恵を考えると年会費を支払っても上回るメリットが生まれます。
ある程度の社会的地位を持っていないと高いグレードのクレジットカードが持てないため、持っているだけで羨望のまなざしを受けることが多いです。
他にも高級ホテルへの招待がされたり、利用金額に対してのポイント還元率が高く設定されたり一般カードよりもかなり優遇されています。
年会費も数十万円以上になるものも多く、一般カードよりも遥かに高い年会費を支払っている以上はサービスも充実しているのは当然です。
ポイント還元率が高いクレジットカードのデメリット
ポイント還元率が高いクレジットカードを持つのはメリットだけでなくデメリットも挙げられ、メリットやいい部分だけに目を向けずにデメリットについても理解が必要です。
自分では問題なく使用しているつもりでも実際は大きな問題に発展する可能性もあり、気づかない間に支払金額がかなり増えているケースも少なくありません。
ポイント還元率が高いクレジットカードを利用するデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- キャッシング枠が多くなりすぎる
- リボ払いに設定されているものがある
- クレジットカードを絞らないと数が増えやすい
デメリットの中で特に注意が必要になるのはキャッシング枠とリボ払いであり、この2つの内容について理解していないと金銭的な負担が大きくなりやすいです。
それぞれのデメリットについて解説するため、実際に利用する際には注意してください。
デメリット1.キャッシング枠が多くなりすぎる
キャッシング枠とはクレジットカードで現金をATMから借り入れできる枠であり、買い物で使用するショッピング枠とは別で設定されています。
すべてのクレジットカードにキャッシング枠がついているわけではないですが、キャッシング枠が多くなりすぎると将来的に住宅ローンやカーローンを組む際に審査に通りにくくなる可能性が高いです。
審査には信用情報が用いられておこなわれるため、クレジットカードのキャッシング枠や現在借りているローン総額などは審査時には把握されます。
金融機関では返済能力を参考にして融資をするかどうか決定しており、借りているローンなどから計算して返済できるかどうかが重要です。
キャッシング枠を持っていると金融機関とローン契約した後でもATMから借り入れができ、ローン契約時よりも返済能力に対しての負担が大きくなるかもしれません。
金融機関の考え方としてはキャッシング枠を使用しても返済能力が残っているかも挙げられ、キャッシング枠を利用した場合は返済能力が足りていないなら審査に通らなくなります。
申し込み時にはキャッシング枠を低く設定していても、クレジットカードを問題なく使っているとキャッシング枠が増えるでしょう。
デメリット2.リボ払いに設定されているものがある
クレジットカードによっては最初からリボ払いに設定されているものがあり、短期的に見ると返済金額が低い一方で中長期的に見ると返済金額が多くなります。
手元資金に余裕を持っているなら一括払いや分割払いをするのがおすすめといえ、将来的な負担が大きくなってしまう可能性を少しでも抑えましょう。
リボ払いでは毎月の支払金額を一定額にして支払う方法であるため、毎月の返済負担がかなり軽減されて高い買い物もできるようになるメリットも挙げられます。
ただし、詳しい内容について把握せずにリボ払いを使用してしまうと、リボ払い利用額によっては毎月1万円を返済しても半分以上が利息に充てられているケースも少なくありません。
リボ払いと分割払いの大きな違いは返済額にあるといえ、リボ払いでは毎月同じ金額を返済する方法ですが、分割払いは決められている金額を決められた期間で分割して返済する方法です。
例えば10万円を5ヶ月で分割払いする場合は1ヶ月当たり2万円+利息の返済になり、決められた期間で支払いをするので5ヶ月後には支払いが終わっています。
一方でリボ払いは新しく買い物をすると支払金額が加算されていき、支払金額が多くなれば多くなるほど利息も増えていくでしょう。
デメリット3.クレジットカードを絞らないと数が増えやすい
クレジットカードはそれぞれ違った特徴を持っているため、特典やキャンペーンなどの恩恵を受けようと考えていると所有しているクレジットカードの数が増えやすいです。
先述したようにクレジットカードにはキャッシング枠が設定されているものもあり、自分では把握していない間にキャッシング枠が多くなっているかもしれません。
あまりにも所有しているクレジットカードの数が多くなってしまうと管理も大変になるだけでなく、落としてしまったり盗まれてしまったりしても気づきにくくなります。
しっかりと普段から使用しているクレジットカードが複数枚ある状態なら問題ありませんが、ほとんど使用していないクレジットカードは解約するなどの対策が必要です。
解約した後になにか目的があって再び必要になった場合は再申し込みもできるため、現状で不要と感じるものはできるだけ解約するのはセキュリティ面でも大切といえます。
ポイント還元率が高いクレジットカードを紹介
ポイント還元率が高いクレジットカードの中でも代表的なものをいくつか紹介しますが、人によってはまったく魅力を感じないケースも少なくありません。
普段からどのような日常生活を送っているかについて把握して、ライフスタイルに合っているクレジットカードを選ぶことが大切です。
今回紹介するポイント還元率が高いクレジットカードは、以下の9つになります。
- 三井住友カード
- JCBゴールド
- JCB CARD W
- 楽天カード
- Amazon Prime Mastercard
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- PayPayカード
- イオンカード
- au PAY ゴールドカード
- リクルートカード
それぞれのクレジットカードのポイント還元率・国際ブランド・年会費なども紹介するため、どのクレジットカードを選べばいいか迷っているなら参考にしてみてください。
三井住友カード
三井住友カードはコンビニやファーストフード・ファミレスなどでポイント還元率が高くなるクレジットカードであり、日常的にコンビニやファーストフードを利用しているならおすすめです。
対象となっている店舗はチェーン店が多いので、全国どこに住んでいても還元率が高い店舗で使用できます。
他にもポイントアッププログラムに参加すれば還元率はさらに高くなるため、使用する前にはポイントアッププログラムも確認しておきましょう。
家族ポイントや学生サービスも提供していることから、スマホを中心として生活を送っているならメリットが多いといえます。
ナンバーレスカードも発行しているのでセキュリティ面でも高く評価されており、万が一クレジットカードをなくしても悪用される可能性も抑えられるのが魅力です。
還元率 | 0.5%から5.0% |
付与ポイント | Vポイント |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
年会費 | 永年無料 |
JCBゴールド
JCB ORIGINAL SERIESパートナーに指定されている店舗で使用すれば、2倍から10倍のポイントアップを受けられるのがJCBゴールドです。
空港ラウンジなども国内外を問わずに入れるため、国内旅行でも海外旅行でも安心して行動が起こせるでしょう。
JCBゴールドは年間利用料金によって還元率が大きく変動するのが特徴であり、年間30万円以上利用するとJCBスターメンバーズが適用されてポイント還元率が10%上がります。
加えて年間100万円以上利用を2年間連続で達成すれば、ワンランク上のゴールド招待制カードのJCBゴールドザ・プレミアに招待してもらえるでしょう。
グレードアップするとさまざまなサービスが強化されるため、さまざまな支払いをJCBゴールドでおこなう方法も有効です。
還元率 | 0.5%から5.0% |
付与ポイント | OkiDokiポイント |
国際ブランド | JCB |
年会費 | 初年度無料(11,000円/税込) |
JCB CARD W
JCB CARD Wは他のJCBカードと比較して通常還元率も倍以上に設定されており、ポイントをしっかりと貯めたいと考えている人には向いています。
ポイントアッププログラムも用意されているため、Amazonで買い物をした際にはポイント4倍がついて効率的にポイントを貯めることが可能です。
OkiDokiランドを経由してネットショッピングをすれば最大で20倍ポイントが付き、自分が欲しいと考えている商品が購入できないか見ておくのが大切でしょう。
また、JCB CARD Wの付与ポイントはOkiDokiポイントで1ポイントが最大5円相当で使用でき、Amazonでは1ポイントを3.5円で使用できます。
タイミングによっては入会キャンペーンも開催されているので、お得に入会するためにもタイミングを見極めましょう。
還元率 | 1.0%から5.5% |
付与ポイント | OkiDokiポイント |
国際ブランド | JCB |
年会費 | 永年無料 |
楽天カード
楽天カードはポイントアッププログラムが充実しているクレジットカードですが、楽天トラベルや楽天モバイルを利用すると大きくポイント還元率が上昇します。
普段から楽天市場でネットショッピングをしているなら楽天スーパーセールなどでポイントが増えるため、楽天カードで食料品や日用品を購入している方も少なくありません。
楽天カードに楽天Payをチャージして支払えば還元率が常時1.5%に上昇するので、併用しながらポイントを貯めるのがおすすめです。
加えて全国各地に楽天カードとの提携店がある点もメリットとして挙げられ、さまざまな場所や機会で楽天カードを使用できます。
新規入会キャンペーンも積極的に開催している点や豊富なカードデザインも人気の理由といえ、新規入会を考えているならキャンペーンのタイミングを狙いましょう。
還元率 | 1.0%~3.0% |
付与ポイント | 楽天ポイント |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESS |
年会費 | 永年無料 |
Amazon Prime Mastercard
Amazon Prime MastercardはAmazonでのオンラインショッピングで2.0%が還元され、コンビニでの使用時にも常時1.5%が還元されます。
Amazon Prime Mastercardで獲得したポイントですが、自動でAmazonアカウントのポイントに追加されるので安心してください。
一般的なクレジットカードではポイントが貯まっていても使用するのを忘れてしまうケースも多く、一方でAmazon Prime Mastercardは自動で追加されるので忘れないでしょう。
また、獲得したポイントはAmazonで1ポイント=1円として使用でき、普段からAmazonを中心に生活をしているならライフスタイルに適しています。
還元率 | 1.0%~2.0% |
付与ポイント | Amazonポイント |
国際ブランド | Mastercard |
年会費 | 永年無料 |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードはQUICPayでの支払いにポイント還元率2.0%になり、QUICPayは全国のコンビニやスーパーを中心に全国各地で使用可能です。
アメックスが提供している優待特典を数多く利用できる点も魅力として挙げられ、世界各地の有名ゴルフ場の予約ができたり、世界中から厳選したレストランで飲食代金から割引がされたりします。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードはデジタルカードとしての発行もでき、アプリ上にカード発行して完全ナンバーレスも実現しているのが特徴です。
ナンバーレスカードは家族カードの発行が認められておらず、家族カードが必要なら通常カードでの申し込みをしてください。
還元率 | 0.5%~2.0% |
付与ポイント | 永久不滅ポイント |
国際ブランド | AMERICAN EXPRESS |
年会費 | 初年度無料(1,100円/年) 前年度に1円以上のカード利用で翌年度も無料 |
PayPayカード
PayPayカードは2021年に登場した比較的新しいクレジットカードですが、通常還元率は1.0%で電位マネーのPayPayで支払う際にPayPayカードを選択すると最大2.5%が還元されます。
PayPayカードは唯一PayPayポイントがもらえるクレジットカードなので、普段からPayPaをメインで使用しているならおすすめです。
PayPayでは資産運用もアプリ内でできるため、これから資産運用をしようと考えているなら初めての方でも100円から始められます。
すでにPayPayアカウントを持っているならすぐに証券口座は解説が可能であり、厳選された26コースから好きなコースを選択可能です。
他にも支払いなどでもポイントでの支払いに対応しているため、どうやって使用しているかを考えておきましょう。
還元率 | 1.0%~2.5% |
付与ポイント | PayPayポイント |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
年会費 | 永年無料 |
イオンカード
イオンカードは毎日10日にAEON CARD Wポイントデーを設けているため、毎月10日ならどこで利用してもポイントが2倍になるのが特徴です。
対象店舗なら10日に限らずいつでも2倍になるのに加えて、毎月20日と30日は買い物料金が5%割引になるメリットも存在しています。
他にもイオン銀行がお得に使える特典もあるので、毎月イオン銀行スコアが獲得できて普通預金金利が高く設定されるなども魅力です。
WAONオートチャージ利用で電子マネーWAONポイントがダブルで貯まり、効率的にポイントを貯められます。
イオンカードは利用実績に応じてゴールドカードを無料発行してもらえ、イオンラウンジや空港ラウンジサービスも無料で使用可能です。
還元率 | 0.5%~2.5% |
付与ポイント | WAONポイント |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
年会費 | 永年無料 |
au PAY ゴールドカード
au PAY ゴールドカードはauの携帯料金をクレジットカード払いにすれば、最大11.0%がポイントとして還元されます。
毎月の携帯料金が10,000円と仮定すると年間で120,000円の支払いになり、120,000円×11%=13,200円で年会費分以上のポイントになるのが大きなメリットです。
他にもau電気や都市ガス・auPayなどと組み合わせて使えばポイントアップも可能なため、普段から使用している携帯キャリアがauなら作っておいてもよいでしょう。
ゴールドカードになっているので優待サービスも各種用意されていて、空港ラウンジ無料やホテルや旅館を優待価格で利用可能です。
還元率 | 1.0%~11.0% |
付与ポイント | Pontaポイント |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
年会費 | 11,000円 |
リクルートカード
リクルートカードは、年会費永年無料で1.2%の高還元率を誇る人気のクレジットカードです。
リクルートが提供するじゃらんnetやホットペッパーグルメなどのサービス利用でポイント還元率が最大3.2%までアップするため、普段からこれらのサービスを利用する方には特におすすめです。
貯まったポイントは、Pontaポイントやdポイントに交換可能で、1ポイント=1円として利用できます。また、電子マネー「iD」や「QUICPay」にも対応しており、コンビニなどでの少額決済もスムーズに行えます。
旅行傷害保険やショッピング保険も付帯しており、安心して利用できるのも魅力の一つです。
還元率 | 1.2%~3.2% |
付与ポイント | リクルートポイント |
国際ブランド | JCB、Visa、Mastercard |
年会費 | 永年無料 |
クレジットカードで効率的にポイント貯めるコツ
クレジットカードで効率的にポイントを貯めるコツとしてポイント還元率が高いクレジットカードを使うのはもちろんですが、他にもいくつか意識しなければならないコツが存在しています。
どれだけポイント還元率が高くても基本的には使用した代金に対してポイントが付与されるため、支払いが数百円程度ではなかなかポイントは溜まっていきません。
効率的にポイントを貯めたいと考えているなら普段からの買い物をクレジットカードでおこない、ポイント還元率の高さを活かせるようにします。
他にも年間を通しての使用金額によってポイント還元率が大きく上がるものや、さらにグレードが高いクレジットカードに招待されるものもあり、グレードが高くなると特典などもさらに充実することが多いです。
先述したようにJCBゴールドでは使用金額が2年間連続で100万円を超えればグレードが高いカードに招待され、さまざまな部分でメリットが大きくなるでしょう。
ポイントを貯めるためには使用金額とポイント還元率の両方が重要なので、自分のライフスタイルを考えながら最適な方法について選びます。
メインで使用するクレジットカードを決める
メインで使用するクレジットカードを決めておけば利用金額はかなり増えますが、家賃や税金などの支払いを設定すればそれだけでも年間数十万円から百万円以上になります。
日常的にどうしても支払いが発生する項目は多数あるため、必要経費を特定のクレジットカードで支払えばグレードアップ条件なども満たしやすくなるでしょう。
状況に合わせて使用するクレジットカードを切り替えるのも大切ですが、どのクレジットカードで支払ってもポイント還元率が変わらないものはまとめるのがおすすめです。
メインで使用するクレジットカードの決め方は人によって異なり、単純に還元率が高いカードを選択したり、普段から使用している店舗やネットショッピングで利用できるポイントが貯まるものを選んだりします。
身の回りの支払いをまとめてみる
身の回りの支払いをまとめてみるとかなりの金額になり、普段は現金や銀行振り込みで支払っているものをクレジットカード支払いにするだけでもポイントはかなり貯まるでしょう。
例えば先述したように家賃や税金に加えて水道光熱費・食費などもまとめてみると、年間を通してみればポイント還元率が高いと数万円分のポイントにつながります。
現金や銀行振り込みで払ってもクレジットカードで払っても金額は同じであるため、どうせならポイントをもらって活用したほうがお得です。
各種手続きは市役所や不動産管理会社・金融機関などでおこない、クレジットカード払いへの切り替え時には手間がかかっても、中長期的なメリットを考えるなら時間を見つけて手続きを進めましょう。
ポイント還元率が高いクレジットカードの選び方
ポイント還元率が高いクレジットカードについて紹介してきましたが、自分にとって最適なクレジットカードを選ぶためにはどうすればいいか困っている方も珍しくありません。
とにかく申し込みをしてクレジットカードを作れば良いと考えられることも多い一方、所有枚数があまりにも多くなると新しい申し込み審査が通りにくくなるなども考えられます。
そうならないためにもどうやってポイント還元率が高いクレジットカードを選べばいいか理解して、自分の生活習慣などに合わせて選択しましょう。
自分の生活習慣に合った選び方としては、以下の5点が大切といえます。
- 普段からの使い方との相性を考える
- 得点について確認してから申し込みをする
- 年会費について確認する
- ポイント還元率が高くなる内容について調べる
- 国際ブランドを選んで所有する
他にも人によっては重用する部分が違うケースもありますが、基本的にはこの4点について注意しながら選択するのがおすすめです。
詳しい内容について解説するので、参考にしてみてください。
普段からの使い方との相性を考える
普段からの使い方との相性を考えるのは特に大切な内容といえ、さらに効率的にポイントを貯めたいと考えているなら自分自身の生活パターンの把握をしなければいけません。
どの使い方であっても支払金額に応じてポイントは一定数貯まりますが、ポイント還元率が高く適用されないものも多いです。
例えば普段からネット通販を利用しているなら楽天カードやAmazon Prime Mastercardを使用すれば、一般的なクレジットカードを比較すると数%の違いが生まれます。
他にも家電量販店や百貨店では独自に発行しているクレジットカードは還元率が高い傾向にあり、理由として他社競争に勝つためにポイント還元率を上げているためです。
普段から自分が気に入って使用している店舗がクレジットカードを発行しているなら、還元率などを確認してメインとして使用する方法も挙げられます。
食料品や日用品などの生活必需品を多く購入する店舗では年間使用している金額も多くなるので、還元率が高いクレジットカードを利用すれば年間で数万円分のポイントが還元されるかもしれません。
特典について確認してから申し込みをする
それぞれのクレジットカードでは特典が異なっているため、申し込みをする前にはどのような特典が付与されているかについても確認しておきます。
近年では多くのクレジットカード会社が顧客獲得のためにキャンペーンを展開しており、タイミング次第では数千円分のポイントが最初に付与されるものも珍しくありません。
キャンペーンが適用される条件についてもさまざまであり、単純に申し込みをして発行すると付与されるケースもあれば、発行された後にクレジットカードを利用すれば付与されるケースなど幅広いです。
発行時のキャンペーンだけでなくクレジットカードを持っていると受けられる付帯サービスも多く、海外旅行傷害保険がついていて海外旅行時の保険として利用しているケースもあります。
他にも空港ラウンジを無料で使用できるものも挙げられ、ゴールドカードよりも上のグレードでは空港ラウンジ特典が付けられているものが多いです。
空港ラウンジではシャワーが浴びられたり、ソファに座ってソフトドリンクを飲めたりとゆっくり時間を過ごせます。
他にはクレジットカードを持っていると優待価格で商品を購入できたり、ホテルなどの予約を代理でおこなってくれたりなどさまざまです。
年会費について確認する
クレジットカードには年会費が有料のものと無料のものがあるため、使用目的などを考えながら自分にとって有効なものを探しましょう。
一般的には年会費が有料のクレジットカードの方が特典が多いだけでなく、ポイント還元率なども優れている傾向にあります。
付帯サービスなどを積極的に使用するなら年会費よりもお得になるため、有料のものを使用するなら先に詳しい付帯サービスを把握しておきましょう。
一方で無料のクレジットカードが劣っているかと言われればそうではなく、付帯サービス内容に興味がないなら十分に使用可能です。
年会費がないことから申し込みしてから放置していても大きな問題はなく、審査基準が比較的緩くなっているので学生や主婦でも申し込みがしやすいといえます。
どれくらいの年会費がかかるかはクレジットカードによって違うため、年会費と付帯サービスなどを総合的に考えて選ぶことが重要です。
年会費に関してはゴールドカードで1万円前後ですが、ブラックカードやプラチナカードなどグレードが高くなると数万円から十万円を超えるものまであります。
一年だけ支払えばいいのではなく毎年支払いが発生するので、自分にとって年会費が負担にならないか慎重に判断しましょう。
ポイント還元率が高くなる内容について調べる
ポイント還元率が高くなる内容について調べる必要があり、クレジットカードによっては特定の店舗で購入した場合だけ高くなるケースも少なくありません。
例えば、家電量販店や百貨店で発行されているクレジットカードは発行された店舗だけが高くなり、他の店舗などで購入した場合は一般的なポイント還元率と変わらないです。
優待店での購入が対象になっているなら意識して優待店を使用したり、それぞれの店舗に適応しているクレジットカードを使用するなどの工夫をしなければいけません。
先述したように楽天カードやAmazon Prime Mastercardはネット通販時にポイントが高く設定されており、普段からネット通販を多く利用するなら適しています。
他にも年間で使用している金額によってポイント還元率が変わるものも存在しているため、年間を通じてどれくらいの金額を使用するかも先に把握するのがおすすめです。
国際ブランドを選んで所有する
一般的にも複数枚のクレジットカードを所有するケースは多いですが、すべてを同じ国際ブランドで統一せずに複数の国際ブランドを選んで所有しましょう。
国際ブランドとは日本国内だけでなく海外でもクレジットカード決済ができるシステムなので、店舗によっては使用できない国際ブランドがあります。
世界中で代表的な国際ブランドとしてはVisa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Clubが挙げられ、日本国内ではVisa・Mastercard・JCBが大きくシェアを占めているのが特徴です。
海外に行く際には複数の国際ブランドクレジットカードを持っていくのがおすすめであり、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
他にも海外のATMでキャッシング枠が利用できるかも大切といえ、現金での支払いに対応できるようにします。
クレジットカードは計画的に使用する
クレジットカードは買い物などで便利なカードであるため、現在では多くの人がさまざまなカードを所有しているケースは少なくありません。
分割払いやリボ払いができるクレジットカードも多いことから、本来なら購入できるほどの手元資金がなくても商品の購入ができます。
ただし、商品の購入をした後には支払いが待っているので、どれだけでも購入できると考えて制限を掛けずに使用してしまう人もいるでしょう。
明細などを確認せずにクレジットカードをどんどん使用して支払い能力を超える請求が来るケースも挙げられ、結果として日常生活に大きな負担が発生してしまうと精神的にもストレスになります。
ポイント還元を狙って普段からの買い物をクレジットカードで済ませる方法は有効ですが、自分がどれくらいの金額を使用しているかについてはしっかりと把握しておきましょう。
契約内容や一人一人の年収によって上限額は違った設定がされるといっても、月収以上の金額が上限額として設定されている可能性は高いです。
どうしてもクレジットカードの支払いができなくなったら
さまざまな事情でクレジットカードの支払いができなくなったら、最初は分割払いに変更して毎月の返済額を自分の返済能力内で対応できるようにします。
分割払いへの変更は場合によってはインターネット上から可能であり、毎月支払額を確認して厳しいと感じたなら忘れずに分割払いへ変更するのが大切です。
しかし、クレジットカードの使用金額によっては分割払いでも支払いができない場合も考えられ、その場合はクレジットカード会社に連絡して相談してみましょう。
クレジットカード会社側からしても支払う意思は持っていて支払いができないなら柔軟に対応してもらえ、連絡せずに支払いを延滞するよりは遥かによいです。
複数の支払いを滞納してしまってどれを優先的に支払えばいいかわからなくなるケースも挙げられ、自分だけでは判断が難しいと感じたら弁護士などの専門家に相談するのも有効な方法になります。
クレジットカードの支払いを延滞すると影響が出る
人によってはクレジットカードの支払いを延滞しても影響ないと考えていますが、実際には延滞してしまうとさまざまな場面で悪影響が出るでしょう。
基本的な考え方として商品やサービスの購入時にクレジットカード会社に立て替えてもらい、立て替えてもらった代金を翌月などにクレジットカード会社に支払う制度なので信用が重要です。
そのため、クレジットカードの支払いを延滞すると信用にキズがついてしまって、新しくローンなどを組む際に信用情報にキズがついているのが問題になって審査に落ちてしまう可能性があります。
そうならないためにも支払いが遅れないように、引き落とし日までに必要になる金額は忘れずに入金しておきましょう。
一度滞納してしまっても審査には大きな影響が出ない可能性も考えられますが、複数回にわたって滞納を繰り返していると一括返済が求められます。
ナンバーレスカードもおすすめ
近年では安全面からナンバーレスカードも増えており、セキュリティ面での優秀さから世界ではナンバーレスカードが主流です。
従来のクレジットカードでは表面や裏面にカード番号やセキュリティ番号などが記載されているため、落としてしまった際や盗まれてしまった際に悪用される可能性が高いといえます。
過去にはレジ打ちをしていた店員がカード番号とセキュリティ番号を暗記して、通販などで悪用する事件もあるなどセキュリティ面で問題があると考えられていました。
そのような部分を改善するためにナンバーレスカードが登場したのが流れであり、カード番号はスマホなどから確認できます。
カード番号の記載がなくなった関係からスタイリッシュなデザインも増えていて、これからも世界中で占める割合が多くなるでしょう。
スマホやパソコンで管理するのが前提
スマホやパソコンで管理するのがナンバーレスカードは前提であるため、ある程度はアプリ操作などに慣れていく必要があります。
スマホにカード情報を登録しておくとQUICPayやID払いなどで使用できますが、充電が切れてしまうと使用できないリスクも考えなければいけません。
従来のようにクレジットカードを持ち歩かなくてもよくなってセキュリティ面などは向上する一方、スマホへの依存度が高くなってしまう部分が問題とされています。
まとめ
ポイント還元率が高いクレジットカードを選択すればお得にポイントを貯められて、商品購入などでポイントを使用すれば毎月の支出を抑えられます。
現金で購入してもクレジットカードで購入しても支払う金額は変わらないため、しっかりと支払金額について管理ができるならクレジットカードを利用したほうがメリットが大きいです。
注意点としては信用によってクレジットカードは成り立っているので、支払期限までに引き落とし口座に入金ができていないと滞納と判断されます。
複数回にわたって滞納してしまうとローンなどが組めなくなるリスクがあるため、支払期日は正確に把握して忘れないように入金しておきましょう。
ポイント還元率が高くなる条件が設定されているケースも珍しくなく、使用目的に合わせてクレジットカードの使い分けなども大切です。