退職代行を使うと荷物や私物はどうする?郵送してもらう流れを解説

退職代行を使うと荷物や私物はどうする?郵送してもらう流れを解説

退職代行を使って会社を辞めたとき、荷物・私物の回収や会社支給の貸与品をどうするか不安になる人もいるでしょう。

この記事では、会社に行かずに私物を受け取る流れ、貸与品の返却方法、退職後に届く書類、受け取り時の注意点を解説します。

執筆
LiNee編集部

LiNee編集部

退職代行サービスを5年以上にわたり継続的に調査しているLiNee編集部が作成しました。弁護士事務所・労働組合・民間の退職代行サービス各社の公式サイト情報を精査し、利用条件や料金、対応範囲を比較したうえで、退職代行の利用経験者を対象に実施した独自アンケート結果も踏まえて記事を作成しています。

目次

【結論】退職代行を使っても私物は取りに行かなくてOK

退職代行を利用した場合、職場に私物(荷物)を取りに行く必要はありません。

退職代行を利用した場合、会社に残した私物は郵送で受け取り、退職届の提出や、社員証・制服・PC・鍵などの貸与品は郵送で返却をおこなうことが一般的です。

退職代行で会社を辞めた場合、手続きや郵送に関するやり取りは、基本的に退職代行業者を通じて進めます。

依頼前に確認しておく点は次の2つです。

  • 会社に残した私物と返却が必要な貸与品を一覧化する
  • 返送先住所と発送方法の希望を業者に共有する

退職届を郵送で提出する場合は、封筒や書き方のルールもあわせて確認しておきましょう。提出前に確認したい方は、退職届の書き方をご覧ください。

退職代行で私物・荷物を郵送してもらう流れ

退職代行を使って会社へ行かずに私物を受け取るときは、返送の依頼、会社からの発送、到着後の確認という順で進みます。

会社に残している私物の内容と送付先を先に伝えておくと、その後のやり取りが進めやすくなります。

  1. 会社の私物・荷物はまとめておく
  2. 退職代行業者に私物・荷物の返送を依頼する
  3. 会社に私物・荷物の郵送対応をしてもらう
  4. 会社から発送された私物・荷物を受け取る
  5. 届いた私物・荷物の中身を確認する

1.会社の私物・荷物はまとめておく

会社に残した私物が机、ロッカー、引き出し、共用スペースなどバラバラに保管されていると、会社側はどれが私物かわからなくなります。

退職前に持ち帰れない物がある場合は、できるだけ一か所にまとめておくと、会社側も確認しやすくなります。

また、退職の前に持ち帰れる私物はあらかじめ持ち帰っておくことをおすすめします。

日常的に使う物や、後から必要になる物を先に持ち帰っておくと、退職後に郵送してもらう荷物を減らせるため、トラブルを防ぎやすくなります。

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私用の衣類、靴、小物、見られたくない物は退職前に持ち帰っておきましょう。会社に残す私物を少なくしておくと、受け取り時の確認もしやすくなります。

2.退職代行業者に私物の返送を依頼する

退職代行業者への無料相談や依頼時に、会社に残している私物の内容と保管場所を正確に伝えます。

机、ロッカー、引き出し、休憩室など、私物がある場所を具体的に伝えることで、勤務先への確認が進めやすくなります。

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置いてある場所や物、処分してよいものを明確に伝えましょう。

また、返送先の住所、氏名、電話番号も共有しておくと、返送手続きまでスムーズに進められます。

私物が複数箇所にある場合は、品名だけでなく、それぞれの置き場所まで明記することが重要です。

荷物が多い場合は、衣類、小物、書類などに分けて伝えると、回収漏れの防止につながります。

3.会社に私物・荷物の郵送対応をしてもらう

退職代行を通じて、会社に私物の返送を依頼します。

ここでは、発送予定日、利用する配送会社、送料の負担者、追跡番号の有無を確認しましょう。

また、発送後に連絡を受けられるかどうかも事前に確認しておくと、受け取り日時を調整しやすくなります。

私物の量が多い場合や保管場所が複数に分かれている場合は、分割発送されることがあります。

そのため、どの荷物がいつ発送されるのかまで確認しておくと、受け取り時の確認漏れを防げます。

4.会社から発送された私物・荷物を受け取る

会社から私物や荷物が発送されたら、配送状況を確認しながら受け取ります。

追跡番号がある場合は、配達予定日や持ち戻りの有無を事前に確認できます。

荷物が複数ある場合は、事前に共有された箱数と実際に受け取った数が一致しているかを確認しておきましょう。

受け取りの際は、外箱に破損やへこみ、水濡れがないかも確認します。

5.届いた私物・荷物の中身を確認する

荷物が届いたら、できるだけ早く中身を確認します。

依頼していた私物がそろっているか、破損や汚損、不足がないかを一つずつ確認します。

会社に残した私物の一覧がある場合は、一覧と照合しながら確認すると、見落としを防ぎやすくなります。

不足や破損が見つかった場合は、品名と状態が分かるように記録を残し、退職代行業者へ共有しましょう。

初回の返送に含まれていない私物がある可能性もあるため、追加で返送される予定があるかまで確認しておくと、その後の対応が進めやすくなります。

確認事項
  • 依頼していた私物がそろっているか
  • 破損や汚損がないか
  • 不足している私物がないか
  • 追加の返送予定があるか

退職代行を使うときの貸与品の返却方法

退職代行を利用する場合、貸与品の返却は直接会社へ持って行くのではなく、郵送で返却する方法が一般的です。

返却対象は、社員証、入館証、健康保険証、制服、パソコン、スマートフォン、鍵、名刺、業務資料、マニュアル、備品などです。

健康保険証や資格確認書などの扱いは、加入先や手元にある書類の種類によって異なるため、最新の公的案内を確認しておきましょう。

健康保険証や資格確認書の返却有無は制度変更の影響を受けるため、退職時の取り扱いは協会けんぽの退職後の健康保険証等の取り扱いで確認してください。

発送前には返却物を一覧にまとめ、私物とは分けて梱包しておくと、会社側でも内容を確認しやすくなります。

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返却方法返却に適した貸与品返却前に確認しておく内容
郵送社員証、入館証、健康保険証、名刺、書類返送先、宛名、同封物、発送日
宅配便制服、パソコン、スマートフォン、充電器、資料、備品梱包内容、箱数、精密機器の保護、発送控え
追跡可能な発送方法鍵、社員証、健康保険証、入館証など受領確認が必要な物追跡番号、配達完了の記録、差出控え

郵送で返却する

社員証、入館証、健康保険証、名刺、書類などの小型の貸与品は、郵送で返却しやすい品目です。

封筒で対応できるため、出社せずに返却を進められます。

発送前に返却物を一覧にまとめておけば、入れ忘れの防止に役立ちます。

返却物が複数ある場合は、内容が分かるように明細を添えると、会社側でも確認しやすくなります。

梱包する際は、私物を入れず、返却が必要な物だけを分けて送ります。

宅配便でまとめて返却する

制服、パソコン、スマートフォン、マウス、充電器、業務資料、備品など、封筒では返送できない貸与品や点数が多い場合は、宅配便で返却します。

数量が多いときは箱を分け、それぞれの内容が分かるようにして発送すると、会社側でも確認しやすくなります。

パソコンやスマートフォンなどの精密機器は、緩衝材を使って丁寧に梱包し、付属品の不足がないかを確認したうえで発送します。

発送後は控えを保管しておくと、返却日や配送状況を確認できます。

書留やレターパックなど、追跡できる方法で返却する

鍵、社員証、健康保険証、入館証など、受け渡しの記録を残しておきたい貸与品は、追跡できる方法で返却します。

配送状況を確認できるため、発送後の所在や到着の有無を把握しやすくなります。

返却日や到着状況を後から確認できるように、追跡番号と差出控えは手元に保管しておきます。

退職代行を利用する場合は、返却済みであることを示しやすい方法を選ぶことで、貸与品の受け渡しを明確に進められます。

退職代行を利用したあとに会社から受け取る主な書類

退職代行を利用して退職した場合でも、退職後の書類は会社から郵送または電子交付で受け取れます。

失業給付の手続きや転職先への提出、年末調整、確定申告などで必要になるため、書類ごとの用途と確認項目を分けて把握しておきます。

退職証明書は自動で交付される書類ではなく、必要に応じて会社へ請求する書類です。離職票も、手続きの状況によって到着まで時間がかかることがあります。

離職票が届くまでの流れや請求時の注意点を確認したい方は、離職票を受け取る流れもあわせてご覧ください。

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書類名主な用途確認する項目
離職票失業給付の手続き氏名、離職日、離職理由、賃金額
源泉徴収票年末調整、確定申告、転職先への提出支払金額、源泉徴収税額、氏名
雇用保険被保険者証転職先での雇用保険手続き被保険者番号、氏名、生年月日
退職証明書退職した事実や退職日の証明退職日、退職事由、記載内容

離職票

離職票は、雇用保険の基本手当を申請する際に必要な書類です。

ハローワークで求職の申込みを行った後、離職票を提出して手続きを進めます。

失業給付の申込み手順や必要書類は、ハローワークの雇用保険の手続きでも確認できます。申請前に確認しておくと手続きを進めやすくなります。

退職代行を利用した場合でも、離職票は本人が会社へ受け取りに行くものではなく、会社から郵送してもらうのが一般的です。

受け取った後は、離職日、離職理由、賃金額、氏名に誤りがないかを確認します。

離職票の記載内容は、その後の雇用保険手続きに関わるため、早めに内容を確認しておきましょう。

受給条件や申請時の注意点まで確認したい方は、退職代行と失業保険の関係もあわせてご確認ください。

源泉徴収票

源泉徴収票は、その年に支払われた給与額や源泉徴収税額を確認するための書類です。

転職先での年末調整や、退職後に自分で行う確定申告で使用します。

源泉徴収票の交付時期や電子交付の扱いは、国税庁の源泉徴収票の交付ルールで確認できます。受け取り時期の目安を確認したい場合に参考になります。

退職後に受け取る書類の中でも、次の勤務先での手続きや税務申告に関わる書類です。

受け取ったら、支払金額、源泉徴収税額、氏名に誤りがないかを確認します。

退職金が支給される場合は、給与分の源泉徴収票とは別に、退職所得に関する源泉徴収票が交付されることがあります。

雇用保険被保険者証

雇用保険被保険者証は、雇用保険の被保険者番号を確認するための書類です。

転職先で雇用保険の加入手続きを進める際に、提出を求められることがあります。

すでに本人が保管している場合もありますが、会社で管理されていた場合は、退職後に返却または郵送で受け取る流れになります。

雇用保険被保険者証を紛失した場合は、雇用保険被保険者証の再交付手続きで申請方法を確認しておきましょう。

受け取ったら、被保険者番号、氏名、生年月日に誤りがないかを確認します。

次の勤務先で使用する書類のため、離職票とは分けて保管しておきましょう。

退職証明書

退職証明書は、退職した事実と在職中の勤務内容や退職理由などを証明するための書類です。

労働者から請求があった場合、会社側はすみやかに交付しなければなりません。

退職証明書の記載項目や書式を確認したい場合は、厚生労働省の退職証明書のモデル様式も参考になります。請求前に確認しておくと、必要事項を伝えやすくなります。

転職先で退職日や退職理由を確認するために提出を求められるときもあります。

証明書に記載されるのは、あくまで請求した事項だけです。

必要な内容をあらかじめ明確にしたうえで発行を依頼しましょう。

退職日のみか、退職理由まで必要なのかを前もって決めておくと、提出先の求める内容に合わせやすくなります。

書類を受け取ったあとの手続き確認したい方は、退職代行を利用したその後の手続きもご覧ください。

退職代行で私物・荷物を受け取る際の注意点

退職代行で私物を受け取るとき、発送方法と記録の残し方も確認しておきましょう。

受領後に不足や破損が判明したとき、配送状況や依頼内容を追える状態にしておくと対応しやすくなります。

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注意点確認する内容理由
追跡できる発送か配送会社、追跡番号、箱数発送状況を確認しやすい
送料負担の扱い元払いか着払いか受け取り時の行き違いを防ぎやすい
私物と貸与品の分別同梱の有無、未返却物の有無私物と会社物品の混在を避けやすい
連絡記録の保存依頼内容、発送連絡、受取日不足や破損時に確認しやすい

私物の不足や入れ忘れがないか確認する

荷物を受け取ったら、会社に残していた私物がそろっているかを確認します。

中身を一つずつ確認しながら、退職代行業者へ伝えた内容と届いた物を照らし合わせると、不足分を把握しやすくなります。

会社への返却物が残っていないか確認する

私物の荷物の中に、会社への返却物が混ざっていないかも確認しましょう。

社員証や入館証、鍵、制服、PC、スマートフォン、資料、名刺、業務で使う記録媒体は、私物と混ぜずに保管しましょう。

受け取った荷物の中に会社の備品が入っていた場合は、退職代行業者に共有し対応方法を確認します。

破損や紛失があればすぐに連絡する

荷物に破れ、へこみ、水濡れなどがある場合や、中身に破損や不足がある場合は、受け取り後すぐに退職代行業者へ連絡します。

外箱の状態、梱包の様子、中身の状態が分かるようにスマホで写真を撮っておくと、何が届いていないのか、どこが傷んでいるのかを共有しやすくなります。

連絡時は、足りない物と傷んでいる物を分けて伝えるようにしましょう。

やり取りの記録を残しておく

私物の郵送依頼、発送連絡、追跡番号、受取日、到着後の連絡内容は記録として残しておきましょう。

配送状況や受け取りの有無をあとから追えるようにしておくと、荷物が今どこにあるのか、受け取りや返却の流れに漏れがないかを確認しやすくなります。

文面、画面保存、荷物の写真、伝票番号をまとめて残すとよいでしょう。

退職代行を利用するときの荷物・私物に関するよくある質問(FAQ)

ロッカーや机以外に置いてある私物も返送対象に含めてもらえますか?

返送を依頼する際は、机やロッカー以外に置いてある私物も場所ごとに伝えておく必要があります。休憩室、共用棚、更衣室、社用車内など、保管場所が分かれている物は、置き場所まであわせて共有すると確認しやすくなります。

私物の返送先を実家や別住所にしてもらうことはできますか?

返送先は自宅に限りません。受け取り先の住所が決まっている場合は、氏名、郵便番号、住所、連絡先を依頼時点でまとめて伝えます。建物名や部屋番号の抜けがあると配送時に確認が増えるため、宛先情報はそのまま転記できる形で共有するのが適しています。

会社に残した私物が多い場合はどう伝えればいいですか?

数量が多い場合は、品名をまとめて送るのではなく、衣類、書類、小物、靴、私用端末のように分類して伝えると確認しやすくなります。箱数が増えそうな場合は、分割発送の有無もあわせて確認対象に入れておくと受け取り時の見落としを減らせます。

私物の中に壊れやすい物がある場合はどう伝えればいいですか?

眼鏡、マグカップ、電子機器、置物など、壊れやすい物が含まれている場合は、その品名を個別に伝えておく必要があります。通常の荷物と同じ扱いにせず、割れ物や精密機器が含まれていることまで共有しておくと、梱包時の扱いを確認しやすくなります。

退職後に会社から追加で返送される物が出ることはありますか?

最初の発送に含まれなかった私物や書類が後から見つかる場合は、別送になることがあります。最初の荷物を受け取った時点で終わりと考えず、追加発送の有無と、その場合の連絡方法も確認しておくと把握しやすくなります。

返却物を送るときに同封メモは付けたほうがいいですか?

返却物が複数ある場合は、箱や封筒の中に返却内容が分かる一覧を入れておくと確認しやすくなります。社員証のみ、鍵のみのような少数返送でも、氏名と返却物が分かる形にしておくと受領確認が進めやすくなります。

私物の返送依頼と書類の発送確認は、同時に伝えたほうがいいですか?

荷物と書類は到着の流れが分かれることがあるため、同時に依頼する場合でも確認項目は分けて伝えるのが適しています。私物は返送先と発送方法、書類は対象書類の名称と発送予定の有無、という形で分けると確認しやすくなります。

まとめ

退職代行を使ったあとの荷物対応は、私物の返送依頼、貸与品の返却、退職書類の受け取りを分けて進めると確認しやすくなります。

  • 私物は会社へ行かずに郵送で受け取れる
  • 離職票や源泉徴収票などの書類は到着後に内容を確認する
  • 追跡番号や発送連絡は残しておく

荷物対応で確認したい点が多い場合は、依頼前に私物一覧、返却物一覧、送付先住所をまとめておくと行き違いを減らしやすくなります。

私物の返送や書類対応まで含めて依頼先を比較したい方は、退職代行のおすすめサービス比較もご覧ください。

執筆・監修
LiNee編集部
執筆
転職・キャリア・退職領域の情報を編集・制作するLiNee(ライニー)の編集部です。調…

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